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子どもの矯正治療はいつからはじめるのがいいの?(第3回)|鎌倉駅より徒歩2分のドクタービーバー小児歯科・矯正歯科

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子どもの矯正治療はいつからはじめるのがいいの?(第3回)

前回までは矯正治療を始めるタイミングについて書いています(第一回のコラム、第二回のコラム)。
歯の生え換わりが矯正治療開始のタイミングになるという話でしたが、こんなことで悩むこともあるかもしれないですね。

他の子と比べて歯が生え換わるのが遅すぎる…

周りのお友達はみんな歯が生え換わり始めているのに自分の子どもはまだグラグラしてこない、小学校に入ったのに歯が一本も抜け換わらないと心配されていませんか?
また、逆のパターンで、早くから抜けてしまったと気にされている方もいらっしゃるとおもいます。
実は歯の生え換わりの時期は個人差がかなり大きく、標準と比べて2年ぐらいの誤差は生じるといわれています。
ですので、生え換わりの時期自体はそれほど気にする事ではありません。
ただ、歯が抜けたにもかかわらず次の永久歯が1年以上生えてこない場合は永久歯が先天的に欠如していたり、何らかの原因があって骨の中から歯が出てこられないこともあるのでその場合はレントゲンを撮るなど、確認をした方がよいでしょ。

また、これも重要な事ですが歯の生え換わりの成長と身体全体の成長には相関性がないと言われています。
つまりどんなに生え換わりが遅くても、身長の伸びが他の子と比べて遅いなんていう事はありません。

出っ歯、受け口の傾向が強い子どもは要注意

私個人の考えとしては歯の生え換わりが遅く、出っ歯や受け口の傾向が強いお子さんは特に注意してほしいと思っています。
なぜなら第一回でも述べたように第一期治療の開始は前歯が生え換わりを目安にしてもらって良いとは思うのですが、生え換わりが遅いと身体の成長が先行してしまうため場合によっては治療に最適な時期を逸することがあります。
非常に極端な例ではありますが、前歯が生え換わり(7〜8歳頃が標準)が完成しないうちから第二次性徴(思春期性成長)開始の兆候が観られるお子さんが相談にいらっしゃった事があり、「もうちょっと早く相談にきてくれたらなぁ…」と思った事もあります。
出っ歯や受け口は骨格的な問題を含む場合もありますので、その傾向が強いと感じたらなるべく早く相談される事をお勧め致します。

では第二次性徴の開始時期っていつなの?

第二次性徴とは出生時の成長(第一次成長)に次ぐ大きな成長で大人の身体に近づく大事な成長過程です。
男子では11歳頃から開始、13~14歳頃でピークを迎え、16~17歳頃で収束、女子では9歳頃から開始、11~12歳頃でピークを迎え、14~15歳頃で収束となります。もちろん個人によって差があります。
第二次性徴はとても大きな成長であるため、あご、顔面にも大きな変化を与えます。
矯正歯科治療では少なくとも第二次性徴ピーク期に大きな治療を行うことを避ける傾向にあります。
なぜなら、治療の効果と成長量が相反する事があるからです。例えば受け口の治療を行う時、引っ込んでいる上あごを前に出そうとしても、第二次成長で下あごが前に出てきていれば上あごを前に出す効果は半減してしまいます。

家庭でも成長の開始を確認する方法ってあるの?

ご家庭でも身長計測ができれば第二次性徴のタイミングを予測する事は可能です。
もちろん学校等で一年に一回の身体測定があるでしょうからその計測値を用いる事も有効です。
一年で生じる身長の伸びを年間身長増加量と言います。この年間身長増加量は一定でなく身体の成長に合わせて変化があります。
特に第二次性徴開始前の時期は身長の伸びが弱まる傾向にあり、年間身長増加量は平均で5㎝以下になります。
そこから一気に成長のスパートがかかり、ピーク時は男性で年間約10㎝、女性で年間約7㎝伸びます。
その後は徐々に身長増加量も収束していき、男性で平均16〜17歳前後、女性で14〜15歳前後で成長が終了します。
ちなみに「成長終了」は年間身長増加量が1㎝を下回ったときのことを指しています。
我々は患者さんの年齢(暦令)とは別にレントゲンから読み取る骨の年齢(骨年齢)を測定するようにしています。骨年齢を測定することによって身長で予測するものより細かな第二次性徴のタイミングや成長終了を予測する事が可能です。

このように、矯正治療と身体の成長は密接に関係しています。もちろん顎の細かな成長や歯の生え換わりについてはご家庭で調べるのに限界があると思いますので、ご相談下さい。