主訴 |
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診断名 | 上顎前突 |
装置名 | マルチブラケット装置、矯正用インプラントアンカー |
抜歯部位 | 無し |
期間 | 第二期治療 18ヶ月 |
費用 | 500,000円 |
治療のリスク | ②-5歯の移動により咬合の変化が生じ、顎の関節に対する保護や治療が必要となる場合、又は望ましい場合があります。 |
症例の流れ
以前、他院にて小臼歯抜歯をして矯正治療を行った患者さんです。顎の関節に痛み、違和感を感じ物の噛みにくさを訴え相談にいらっしゃいました。一見綺麗に並んでいるように見えます。
しかし出っ歯になっており、食事をするときは下顎を写真のように前に出して前歯を噛み合わせるようにしないと物が噛めません。
下の写真が正しい顎の位置、右の写真が顎を前に出した状態の写真です、顎を前に出す事によって歯が噛み合う事が分かるとおもいます。つまり顎を常に前に出す癖がついてしまうので顎に違和感や疲れが生じ、痛みを感じるのです。
そこで、顎の安静化を図りつつ、下顎には治療用スプリント(取り外しは可能)をしばらく装着し、上顎は矯正用インプラントアンカーを利用し臼歯部のスペースを閉鎖することを計画しました。
上顎は後方に歯を下げつつ、顎の違和感、痛みが消失した時点でスプリントを外し、下顎にも装置を装着して咬合の緊密化を図ります。
治療終了後の写真です。上下の歯列が綺麗に並んでいるのはもちろんですが、咬合が緊密化し、正しい噛み合わせを獲得しました。さらに前歯の出っ歯も解消されたので、顎を前に出すことなく噛み合わせる事ができるようになりました。
ドクタービーバーではこれまでの矯正治療に満足頂けなかった患者様の再治療も積極的に対応させて頂いております。この症例のように既に抜歯をしてしまっている患者様でも方法次第では再治療が可能です。是非ご相談下さい。
歯科矯正治療でのリスクや副効果について
歯列不正や不正咬合の改善を目的とした歯科矯正治療にはリスクや副効果が生じる可能性があります。その多くは患者様自身の日常生活に重大な差し障りを与えるものではありません。
しかし、リスクや副効果が生じる可能性があることは事実であり、あらかじめ知っておいて頂く必要があります。また、ご本人からの迅速な連絡を頂く事で、被害を最小限に食い止める事が可能となり、安全な治療を行えます。
①矯正治療の一般的なリスクや副効果について
②歯科矯正治療と併用する治療方法に関して
③患者の素因または治療歴に由来する事柄に関して
④矯正歯科治療の計画および装置装着・使用方法に関して