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40代男性「下顎が出ていて噛みにくい」顔つきが変わるほど重度の受け口を、顎の骨を移動させる手術とワイヤー矯正で改善した症例|鎌倉駅より徒歩2分のドクタービーバー小児歯科・矯正歯科

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40代男性「下顎が出ていて噛みにくい」顔つきが変わるほど重度の受け口を、顎の骨を移動させる手術とワイヤー矯正で改善した症例

患者さん

40代男性

ご相談内容

「下あごが出ていて受け口になっている顔つきが気になる。食べ物も噛みにくい」とご相談を受けました。

カウンセリング・診断結果

診察したところ、骨格の状態からも下顎が著しく前に出ている「顎変形症」を伴う「受け口」でした。
奥歯を噛み合わせると、下の前歯が上の前歯に覆いかぶさるほど噛み合わせが深い状態でした。
顔貌にも影響が出ていると診断しました。
今回のケースは受け口という噛み合わせの問題だけでなく、骨格的な問題がかなり大きいため、矯正治療単独では改善が難しい状態でした。

行ったご提案・治療内容

骨格的なズレが著しくて矯正治療のみでは安定した噛み合わせにできないため、顎の骨を切り離して移動させる外科的手術を併用した「外科的矯正治療」をご提案しました。
これにより、噛み合わせの改善だけでなく、患者様が希望されている顔つきの改善も可能になります。

なお、「顎変形症」は保険適応の治療となります。

診断名 骨格性下顎前突
装置名 マルチブラケット装置、外科矯正手術
抜歯部位 無し

期間

術前治療期間:18ヶ月、
術後治療期間:10ヶ月

治療回数の目安

27回

費用

矯正治療:約30万円、
外科治療:約30万円
※入院に伴う部屋代等は別途になります

術後の経過・現在のご様子

治療終了から1年が経過した現在も、大きな後戻りは見られず、経過は安定しています。

治療のリスク

  • 外科的処置を伴う治療となります。
  • 手術による入院、及びダウンタイムが発生します。
  • 外科的矯正治療を行うことによって知覚麻痺が起こる場合があります。
  • 歯に矯正器具を接着するので、ブラッシングなどのケアを怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

治療前


横顔からも下あごがかなり前に出ており、上あごが引っ込んでおり、顔の形にも影響が出ています。

治療中


治療では抜歯を行わず排列しました。それでも上下の歯列の幅を合わせることが難しく苦労しました。


顎の骨を切り離して移動させる「顎離断手術」を行う前の写真です。初診時に比べてあごのギャップは大きくなり、噛み合わせは逆であるものの、歯列は綺麗に並んでいます。


顎離断手術後は3ヶ月間のリハビリを経て、あごの開閉、普通の食事が取れるようになります。手術後は噛み合わせが安定するように歯列の最後の調整を行います。

治療後


矯正治療終了時の写真です。噛み合わせ、顔貌ともに大幅に解消されました。

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