患者さん |
40代男性 |
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ご相談内容 |
「下あごが出ていて受け口になっている顔つきが気になる。食べ物も噛みにくい」とご相談を受けました。 |
カウンセリング・診断結果 |
診察したところ、骨格の状態からも下顎が著しく前に出ている「顎変形症」を伴う「受け口」でした。 |
行ったご提案・治療内容 |
骨格的なズレが著しくて矯正治療のみでは安定した噛み合わせにできないため、顎の骨を切り離して移動させる外科的手術を併用した「外科的矯正治療」をご提案しました。 なお、「顎変形症」は保険適応の治療となります。 |
診断名 | 骨格性下顎前突 |
装置名 | マルチブラケット装置、外科矯正手術 |
抜歯部位 | 無し |
期間 |
術前治療期間:18ヶ月、 |
治療回数の目安 |
27回 |
費用 |
矯正治療:約30万円、 |
術後の経過・現在のご様子 |
治療終了から1年が経過した現在も、大きな後戻りは見られず、経過は安定しています。 |
治療のリスク |
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治療前
横顔からも下あごがかなり前に出ており、上あごが引っ込んでおり、顔の形にも影響が出ています。
治療中
治療では抜歯を行わず排列しました。それでも上下の歯列の幅を合わせることが難しく苦労しました。
顎の骨を切り離して移動させる「顎離断手術」を行う前の写真です。初診時に比べてあごのギャップは大きくなり、噛み合わせは逆であるものの、歯列は綺麗に並んでいます。
顎離断手術後は3ヶ月間のリハビリを経て、あごの開閉、普通の食事が取れるようになります。手術後は噛み合わせが安定するように歯列の最後の調整を行います。
治療後
矯正治療終了時の写真です。噛み合わせ、顔貌ともに大幅に解消されました。