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第一期治療で矯正用インプラントを用い鋏状咬合を改善した症例(第一期治療〜第二期治療)|鎌倉駅より徒歩2分のドクタービーバー小児歯科・矯正歯科

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第一期治療で矯正用インプラントを用い鋏状咬合を改善した症例(第一期治療〜第二期治療)

9歳女児

主訴
  • 右側鋏状咬合
  • 上下顎前歯の凸凹歯
期間 第一期治療 12ヶ月 成長観察期間 18ヶ月 第二期治療 16ヶ月
費用 1,000,000円
治療のリスク ②-1重度の叢生(デコボコ歯)もしくは顎不均衡の改善、将来的に起こりうる口腔内の変化を減少させる等の理由で、粘膜や骨格および歯に対する口腔外科手術が必要となる場合があります。

症例の流れ

(左・中)右側鋏状咬合を近隣の開業医に指摘され来院された患者さんです。正面、右側方の写真から大臼歯がすれ違いで咬合している事が確認できます。
(右)左側は問題なく咬合しています。


(左)正面からのレントゲンでも右側のすれ違い咬合が確認でき、咬合平面が左下がりになっている事が判ります。その他の骨格的な問題は認められませんでした。
(中左)叢生という問題もあるのですが、まずは鋏状咬合の改善が急務であったので第一期治療ではその改善を行う事にしました。鋏状咬合は噛み合わせの干渉を引き起こし、そのままにしておくと将来的に顎関節の成長を阻害したり、関節痛を惹起する可能性があります。そこで上顎口蓋部に矯正用インプラントを埋入し、ワイヤーで補助しながら、口蓋側方向に直接牽引しました。
(中右)上顎は歯槽骨の変形も認められ、歯列弓が非対称な形態を呈しているため、矯正用インプラントから直接弱い力で牽引する事で歯槽骨改造も促せるのではという思惑がありました。 (右)予測通り歯槽骨の形は徐々に改善され左右対称な歯列弓形態を獲得できました。


(左)しかし歯槽骨改造に時間を要したため、患者さんの希望もあり第一期治療では叢生の改善を行わず、同部位の排列のみで終了しました。
(中・右)第一期治療終了時の写真です。正面観、側方観から鋏状咬合が改善されたことが確認できます


(左・中)上下咬合面観からは明らかなスペース不足が認められ、第二期治療での便宜抜歯が必要となるでしょう。
(右)第一期治療前後の正面レントゲンの重ね合わせです。咬合平面の傾きは改善されましたが正中線のずれは改善されていません。


(左)1年半の成長観察を経て、第二期治療に移行しました。
(中左)この1年半の間に上顎は両側第一小臼歯の抜歯を行いました。
(中右)下顎はまだ抜歯していません。 (右)犬歯はやや切端咬合になっているものの、側方歯の被蓋は問題なさそうです。


(左・中左)二期治療では下顎第一小臼歯の抜歯も行い、永久歯正常咬合の完成を目指した。上顎はほぼ排列しているので、ブラケットの装着を遅らせました。
(中右・右)下顎は抜歯したスペースに犬歯を送り、前歯の排列を行いました。


(左・中左)二期治療終了時の写真です。抜歯をした事でバイトを深くでき、緊密な咬合を再現できました。
(中右・右)歯の幅径も大きかったので結果的には抜歯した方がきれいに顎に納める事ができたと思います。


現在、二期治療終了から2年半が経過していますが、後戻りも見られず安定した経過をたどっています。

歯科矯正治療でのリスクや副効果について

歯列不正や不正咬合の改善を目的とした歯科矯正治療にはリスクや副効果が生じる可能性があります。その多くは患者様自身の日常生活に重大な差し障りを与えるものではありません。

しかし、リスクや副効果が生じる可能性があることは事実であり、あらかじめ知っておいて頂く必要があります。また、ご本人からの迅速な連絡を頂く事で、被害を最小限に食い止める事が可能となり、安全な治療を行えます。

①矯正治療の一般的なリスクや副効果について

  1. 矯正装置の装着後及び着脱動作中、歯肉、舌、頬及び唇に、擦り傷又は痛み(口内炎)が生じる場合があります。
  2. 矯正治療開始直後及び途中に歯の圧痛を経験する場合があります。
  3. 矯正装置の装着が、一定期間、発語に影響を与える場合があります。
  4. 矯正装置の使用により、一時的に唾液分泌の増加もしくは口の渇きがある場合があります。
  5. 治療過程において、咬合状態が変化し場合によっては一定期間、不快感を感じる場合があります。
  6. 治療中、歯根長の短縮が生じる可能性があります。
  7. 矯正装置の装着が、歯、歯槽骨又は歯肉及び歯髄の健康状態に影響を与える場合があります。
  8. 矯正装置を使用した治療完了後、歯の位置が移動する場合があります
  9. 治療期間中は、むし歯や歯周病への対策を積極的に行う必要があります。
  10. 矯正治療を中断した場合でも、治療前の状態に戻すことはできません。

②歯科矯正治療と併用する治療方法に関して

  1. 重度の叢生(デコボコ歯)もしくは顎不均衡の改善、将来的に起こりうる口腔内の変化を減少させる等の理由で、粘膜や骨格および歯に対する口腔外科手術が必要となる場合があります。
  2. 歯科矯正治療の過程において、歯の移動効果の容易化、歯の連続性の維持、又は、その他の治療効果の発揮のために、一定期間、全部又は一部の歯に矯正治療用アタッチメントを接着する必要があります。
  3. 歯科矯正治療の過程において、歯の移動のための空隙創出のため、歯の抜歯や切削が必要となる場合、又は望ましい場合があります。
  4. 歯科矯正治療において、歯の形態修正が必要となる場合、又は望ましい場合があります。
  5. 歯の移動により咬合の変化が生じ、顎の関節に対する保護や治療が必要となる場合、又は望ましい場合があります。
  6. 治療計画の変更や中断を抑制するために、矯正治療前にむし歯や歯周病に対する治療が必要となる場合、又は望ましい場合があります。
  7. 上記の歯科矯正治療以外の治療を行うため、治療計画の休止や中断が必要となる場合、又は望ましい場合があります。

③患者の素因または治療歴に由来する事柄に関して

  1. 特殊な形状の歯が存在する場合、治療期間の長期化又は治療結果に悪影響を与える場合があります。
  2. 重度の叢生(乱杭歯)がある場合、又は欠損歯が複数存在する場合、予想外の治療の長期化や装着した製品等の破損が生じる可能性があります。
  3. 重度の開咬、過蓋咬合、およびそれらを含む骨格性の不正咬合の治療は、複数の治療法を併用する場合があります。
  4. 患者様について重度の叢生(乱杭歯)がある場合、矯正装置の着脱が著しく困難となる場合があります。
  5. 歯冠が短い場合は、歯の移動に制約が出ることがあります。
  6. 歯肉の状況によっては歯肉の位置が変わる事があり、それが事前に予測できない場合があります。
  7. 既存の修復物に交換が必要となる場合があります。
  8. 矯正治療装置の素材によるアレルギー反応が生じる場合があります。
  9. 身体・健康状態、及び医薬品の服用が、歯科矯正治療の効果に影響を与える場合があります。

④矯正歯科治療の計画および装置装着・使用方法に関して

  1. 治療計画に関して主治医の指示に従わない場合、又は、その他治療を担当する歯科医師が指示する使用方法やその他の指示に従わない場合、治療期間の著しい長期化又は治療結果に悪影響を与える場合があります。
  2. 装着する本製品等又はその一部を、誤飲又は吸引してしまう可能性があります。
  3. 矯正歯科治療において、歯の移動速度および移動範囲に限界があり、事前に予測が困難な場合があります。
  4. 適正な着脱方法を行わなかった場合、矯正装置が破損変形し再製作が必要となる可能性があります。
  5. 計画的に通院しない場合や計画外の事が生じた事の連絡を怠った場合、治療期間の著しい長期化又は治療結果に悪影響を与える場合があります。
  6. 計画外の事態が生じた場合に担当する歯科医師への連絡を行わない場合、身体的かつ精神的、時間的かつ経済的負担が増大する可能性があります。